アイドル短歌『オリオンの腕の中で』

以前詠んだアイドル短歌についてです。

 

短歌の解釈は受けとり手の自由でいいと思うので、特段解説をするつもりはないのですが、この短歌たちには個人的に思い入れがあったのでそれを記録として残しておこうかな~と思います。

 

『オリオンの腕の中で』/Snow Man 

これ、国語的には右から順に並べるべきだったものを左から順に並べてしまったんですよね。というのも、この短歌たちのイメージというか、テーマとして「太陽系」を掲げていて。私の中の太陽系の配置が太陽を左にしたものだったので、短歌もそうなってしまった…というだけのお話です。どこから読んでも大して変わりません。

太陽系は、主に太陽と8つの惑星からなる構造のことで、短歌には太陽、水星、金星、地球、火星、木星土星天王星海王星の9つから、それぞれ一文字または名前を拝借しています。例えばいちばん左の短歌なら、「太陽」というワードから連想したメンバー「深澤辰哉」さんについて詠んでいます。お隣は「水」というワードから「宮舘涼太」さんについて、という具合です。

 

ということで、左から順に書いていきますね。

 

太陽の光でさえも照らせない海の底で見た夢の続きを(深澤辰哉)

「太陽」というワードからいちばん最初に思いついたのが深澤さんでした。多分、サマパラ動画の太陽ふっかさんのイメージだと思うんですけど、そのイメージとは反対にちょっと雰囲気が暗くなってしまった。

雰囲気が暗めになった理由としては、私の中の深澤さん像として「儚さ」が大きな割合を占めているからかな、と思います。孤高の人。でも、そんな孤独の中でも見た夢があった。ずっともっと見ていたい夢が。きっとその夢の中で彼は孤独ではなくて、そこはたくさんの愛と光に包まれた世界なのだろうなぁと。そんな抽象的なイメージを込めた短歌です。しあわせになろうね(唐突)

 

魂が水に溶けてく 体中の細胞たちが愛を求める(宮舘涼太

宮舘くんって、水溶性か不溶性かで言ったら水溶性っぽくないですか?自論です。
宮舘くんを見れば見る程、彼の体中を「宮舘涼太」という成分が満たしているような気がしてくる。頭のてっぺんからつめの先まで「宮舘涼太」で満ち満ちているというか、そういう感じがするんです。

人間の体は約60%が水分ですし、細胞の中にもたくさんの水が含まれるので、下の句に宮舘くん自身が愛を求めている、という意味を込めました。いつかどこかの雑誌で「愛されたい」って言っていた気がしたので。なんか文章化したらめちゃめちゃ恥ずかしくなってきた。

 

金色の髪はあれだよ 神様が生まれたときにこっそりくれたの(佐久間大介

「金」と言ったら佐久間くんがぱっと思い浮かんだ。金髪のイメージがあったのと、滝沢歌舞伎ZEROで金さんを演じていたのと。

私の中で佐久間くんはどこか天界の住人というか、天使かな?みたいなところがあるので、もしかしたら神様とも仲良しなんじゃないかなって。神様から可愛がられている佐久間くんを想像して書きました。

あとこれは私の感覚なんですけど、佐久間くんのブログや、何かの記事で佐久間くんの発言を文章化されたものって、びっくりするくらい佐久間くんがそのまま喋っている映像が頭の中で流れてきます。そういうことないですか?

 

問題です。明日地球が滅びるとしたら僕はどうなるでしょうか(ラウール)

Snow Manとしての人生を歩み始めた15歳のラウールさん。その決断までに考えたことがあると思うけれど、もし明日地球が滅びるかもしれないとわかったら彼は一体どうするのかな、って。Snow Manであることを選んだ直後にそもそも自分の命が長くないことを知ったら、彼はどうするのかな、って。雑誌とかでそういう質問をされたらなんて答えるのかな~って考えたんだけど、もしかして質問返しされるかな、とか想像していたら「僕はどうなる」と問う形になりました。

これは余談ですが、最近の映像を見ていてラウールさんがすごく自然に笑っているのを見るととっても嬉しくなるんですけど、たまに出てくる意味のわからない言動がほんと~~~にもう愛おしいし、愛されているんだなぁって思ってもっと嬉しくなる。可能性が無限大な最年少、すくすく育ってくれ。

 

火の中を歩く。熱くないかって?俺のが熱いし、負ける気しないし(目黒蓮

Snow Manの中の「火」を考えると目黒くんしかいないな、ということで決まりました。燃え盛る炎の中ですら、目黒くんは立ち止まらずに進んでいきそうだな~、という短歌です。あと、めちゃくちゃ負けず嫌いそうなイメージ。

これは後日談なんですけど、youtubeのあべちゃん先生回を見ていて、目黒くんには天才と紙一重の気質を感じたので、炎と熱さ比べしても「俺のが熱いし!」って言って笑っていそうな気がした。短歌を考えていたときの私の中の目黒くん像はあながち間違いじゃなかったかなって安心した(違ったら教えてください)

 

君がふと見せるステップ 木管の音が弾ける放課後みたいだ(阿部亮平

♪木といったら緑、緑といったらあべくん、とマジカルバナナ方式で決まりました。まあ本当なら木は茶色で葉っぱが緑なんですけどね・・・ゆるしてください。

星がきらきら瞬くように、水がさらさら流れるように、あべくんはぽんぽんと軽やかに弾むイメージが私の中にありました。そこで「木」と「弾む」という単語から連想したのが木管楽器の音でした。高校のとき、放課後になると聴こえてくる吹奏楽部の楽器の音が好きだったなぁ、なんて思っていたらこういう短歌になりました。

木管楽器はフルートやクラリネット、サックス、身近なものだとリコーダーなどがそれにあたるそうです。すみません、楽器には明るくないですが金管楽器も好きです。

 

雨上がりの土のにおいがする朝に深呼吸する 今日が始まる(岩本照)

い~~~~~~~ちばん悩んだ。土星のイメージからひかるくんを当てることは早々に決まっていたんですけど、土のつく単語が全然思い浮かばなかった。出てきたのは土筆とか土砂降りとか。でもなんか違うな~と思って、もういっそ土そのまま使っちゃえ!ってなってできたのがこの短歌です。

新体制が発表された頃に雨に関する短歌を詠んでいたので、それと絡めて決意の色を出したいな、と思って完成させました。雨はもう止みました。

偶然の産物ではありますが、ひかるくんの短歌で「深」、深澤さんの短歌で「照」という字が入っているところが好きです。あとから見返したら気がついて、ひとりでおお~~!ってなった。余談です。

 

手を合わせて今日こそ僕にください、と 天使のキスより君からの愛(向井康二

フジテレビ系で放送されていた『RIDE ON TIME~時が奏でるリアルストーリー~』にて、(回数としておそらく)誰よりも長い期間密着取材をされていた康二くん。そんな康二くんが神社で手を合わせていたシーンから連想した短歌です。あのシーンがすごく印象的で、ただひたすらに康二くんのしあわせを願うばかりだった。

おこがましいかもしれないけれど、康二くんにたくさんの愛を届けたいって思っています。康二くんを受け止めるクッションが超ふっかふかになるくらい、たくさんの愛を届けたい。愛がふかふかかは知らんけど。しあわせにする。しあわせになろうね(唐突)(2回目)

 

心臓に伝わる海の音 明日、あたらしいぼくがまた生まれてく(渡辺翔太)

私の悪い癖、渡辺さんの短歌にひらがなを多用する癖。なんでかはわからないけれど、渡辺さんの喋る言葉って漢字がひらがなに聞こえるんですよ。なのでつい、簡単な漢字でもひらがなで書きたくなっちゃうんです。変換ミスとかじゃないです(笑)

「海」はやっぱり、青色を背負うメンバーの渡辺さんしかいないかな、と思って選びました。あと、渡辺さんって毎日生まれ変わっていそう。美容にも気を遣っているし、細胞レベルで毎日進化していそうだな~と思いました(調べたら細胞の代謝スパンは組織によるらしいので、これは完全に私の個人的な感覚です)

 

 

以上!思っていたより文章量が多くなってしまった。

短歌を詠むときには、文章から与えうる印象とか言葉の意味は気にして推敲するけれど、基本的には深く考えずにつらつらと歌の形にする人間なので、こうして頭の中身を文章にするのはとても新鮮でした。楽しかった!

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!何かいいことが起こりますように!明日通る信号が全部青とか。

 

2019.05.19 むつみ